ヌルハチ

経歴

1559年に女真族の愛新覚羅氏に生まれた、清王朝の太祖である。 有力者の家の生まれで、明とも交易のあった女真族だった。 後金を建国し後に270年続く大清帝国の礎を築いた。

概要

10歳のときに生母を失うと19歳のときになると分家した。 朝鮮人参の輸入などで生計をたてたり、明の軍で下働きなどを行いこれで漢字を習得した。 ヌルハチは優れた軍略的才能で主に3つに別れていた女真族を統一して、年号を「天命」国号を「金」」を建国した。400年ぶりに女真族の王朝が設立した。ヌルハチの国は区別するために「後金」と呼ばれる。 ヌルハチは満州文字を作らせ、軍を整備して軍事的文化的に女真族をまとめていく。 明はそのような勢力を強める後金を殲滅するために複数の部隊に分けて兵を向けた。しかしヌルハチは兵数や装備で勝る明軍を各個撃破して優勢に戦い、サルフの戦いで決定的勝利を収めた。 ヌルハチは大軍を率いて明を攻めた。しかし寧遠城で守る守将袁崇煥に苦戦してヌルハチも負傷し、その傷のせいで死亡した。

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